キャビネット・ロッカーは壁に固定したり、棚同士を連結するなどして、地震が来ても倒れないようにしておきましょう。人命を守るのはもちろん、避難路を確保する上でも重要です。
本や書類など、地震の際に飛び出してきそうなものは予め対策を。滑り出し防止具を活用したり、観音開きの扉の場合も開かないように工夫しましょう。
パソコンやモニターは、いざという時に貴重な情報源になります。また、会社にとっても高価な資産ですので、転倒して損傷がないように固定しておきましょう。
ライフラインが止まって帰宅難民となった社員用に、水と食糧は備蓄しておきましょう。
ライフラインが止まって帰宅難民となった社員用に、水と食糧は備蓄しておきましょう。
・ランタン・懐中電灯 ・ラジオ ・蓄電器 ・救急箱 ・毛布・エアーマット ・非常用のトイレ・無線機 などがあると安心です。
ヘルメットは、いざという時にすぐにかぶれるように、備蓄品としてしまい込まず、各人の机の側に設置します。
火災の際は火や煙でいつもの出口が使えない場合もあります。緊急脱出用として用意しておきましょう。
窓ガラスや、戸棚のガラスなどは、割れてもせめて破片が飛び散らないように飛散防止フィルムを貼っておくと良いでしょう。
けが人が出た際にスムーズに運び出せるように用意しましょう。階段が狭い場合は、伸縮式や背負式など、踊り場で旋回できるものを用意しましょう。
エレベーター緊急停止時の閉じ込め対策に、最低限の食糧とトイレなどをエレベーター内に設置しておくと良いでしょう。
大地震が発生すると、電車などの公共の交通機関は麻痺し、特に首都圏などは大混乱となります。東日本大震災でも、首都圏の電車がほぼすべてストップもしくは間引き運転となり、深夜0時を回っても路頭に迷う大勢のサラリーマンの姿がありました。カプセルホテルに泊まったり、野宿を決め込んだり、自転車を購入して帰宅する人などもいましたが、大半の方は何時間もかけて家まで徒歩で帰ることを余儀なくされました。
昨今、「企業の危機管理」が重要視される中で、オフィスの防災対策と共に「従業員が家まで歩いて帰る」ということも想定し、その準備をしておかなければなりません。